健康の科学

睡眠の質

令和元年「国民健康・栄養調査報告」より睡眠の質の状況データから考える。

日中、眠気を感じた、全体34.8%(20代は、40%超え)

  • 20-29歳では、43.6%(男性:40.5%、女性:46.7%)
  • 30-39歳では、40.4%(男性:37.4%、女性:43.0%)
  • 40-49歳では、37.5%(男性:32.6%、女性:42.1%)

何が原因と思うか:
20-29歳では、「就寝前に携帯電話,メール,ゲームなどに熱中すること」
(男性:43.2%、女性:42.7%)

睡眠全体の質に満足できなかった。

  • 20-29歳では、29%(男性:28.6%、女性:29.3%)
  • 30-39歳では、29.2%(男性:25.2%、女性:32.6%)

就寝時の自律神経の負担を軽くすることが大事だと思います。
睡眠の質とリズムを決めているのは、脳にある自律神経中枢です。自律神経中枢は体温や呼吸スピード、脈拍数などの調節をつかさどる、生命維持にとって大切な場所です。24時間休みなく働き続けるため、人間の体のなかでもっとも疲労しやすい部位でもあります。それだけに、体の活動量が低下する睡眠中は、自律神経の負担もしっかり軽くして、疲労回復につなげる必要があります。

木造住宅の2階で寝ている方は注意

木造住宅の2階の寝室の床から発生した電磁波(電界)がベットや布団に伝わります。そこで寝ている間、身体も帯電してしまいます。睡眠中、ずっと電磁波(電界)で帯電していると自律神経にストレスがかかっている状態になります。この状態は交感神経から副交感神経への移行に影響を及ぼし、睡眠の質への影響が大きいと言われています。

良質の睡眠のためのポイント

・寝室は、しっかり電磁波(電場)・帯電対策をする
・木造住宅の方は1Fで寝てみる

1Fの床は電気配線が入ることが少なく帯電しない場合が多いです。ベットを使用されている方は、ベットに付いているコンセントや照明は使わずコンセントから抜いておきましょう。使わない延長コードも抜いておきましょう。

一般的に言われているポイント

・エアコン温度は25~27℃(湿度50%)位が良い
・就寝前のアルコール、カフェイン摂取は控える
・寝るときの姿勢は横向きに。仰向けで寝る際は高さのある枕を。
・お風呂は「ぬるま湯の半身浴」が良い。

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