美容の科学

Beauty Lesson 2〈幹細胞〉

「再生医療」は、今美容業界では最も熱いワードで、赤ちゃん肌を取り戻したいが永遠のテーマとなっており、細胞レベルで見直す研究が進んでいます。今回は、その再生医療に欠かせない〈幹細胞〉について触れてみましょう。 

<幹細胞>には、二つの種類があります。 一つは自己複製の能力を持つ『全能性幹細胞』です。皮膚や血液のように、決まった組織や臓器で、消えた細胞の代わりをつくり続けています。『全能性幹細胞』は、何にでもなれるのではなく、血をつくる造血幹細胞であれば血液系の細胞、神経系をつくる神経幹細胞であれば神経系の細胞のみ、というように役目が決まっています。 

もう一つは分化の能力を持つ『多能性幹細胞』です。

ES細胞 (胚性幹細胞)のように、私たちのからだの細胞であれば、どのような細胞でもつくり出すことができます。つまり、『多能性幹細胞』は、私たちのからだの中にある様々な『全能性幹細胞』もつくり出すことができるのです。よく聞くiPS細胞(人工多能性幹細胞)とは、普通の細胞をもとにして人工的につくった『多能性幹細胞』のことなのです。

また、〈幹細胞〉でもヒト、植物、動物と3つの由来があり、コスメや点滴など医療や美容に多く利用されているのは『ヒト幹細胞』であり、ヒトの皮下脂肪から採取した脂肪由来の〈幹細胞〉です。

ご紹介した〈幹細胞〉は、美容メニュー、細胞再生メニューで整えることができます。

是非お試しください。

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