現代医学(西洋医学)では肺とは左右の肺をさしますが、東洋医学でいう肺は、鼻からはじまり、喉を通り、気管、気管支、肺胞までを含んでいます。
また、皮膚も肺と同様に外界から体を守る役割を担っています。
私たちが皮膚呼吸をしていることからも肺と密接なつながりがあることが分かります。
肺と大腸は表裏の関係にあるので、肺の働きが悪いと大腸の機能にも影響が出ます。
アレルギー性鼻炎、喉が痛むなどの症状は、肺が弱っているために起こります。
このため皮膚も弱くなり、アレルギー性の皮膚炎などを併発することもあります。
昔、乾布摩擦で皮膚を鍛えると風邪をひきにくくなるといいましたが、これは単なる精神論ではなく、東洋医学の叡智を生活に応用した立派な予防医学なのです。
呼吸器全体、皮膚関係をケアすると外界からの邪気に対してバリアを張ることができるのです。