頭部でもっともよく働き、エネルギーを消費する器官は脳と目です。
私たちは目、耳、鼻、口などの感覚器官を駆使して、外界からさまざまな情報を受け取っています。このうち、実に8割は、目がキャッチする情報で占められています。
血液の質・量が落ちると、目はその働きを十分に発揮できなくなります。
その重要な血液は肝 (肝臓) によってもたらされます。肝は「血の貯蔵庫」といわれるように、身体中から集まった血液の老廃物を分解・解毒して、血液を浄化し、きれいになった血液に栄養を与える働きがあります。
これらの働きが損われると、目の栄養状態が悪くなり、目の疲れ、かすみ、ぼやけ、視力低下、ドライアイなどの症状があらわれます。さらに続けば、目のまわりのクマやくすみ、シワなどの顔の皮膚に症状が出てきます。
目にトラブルを感じたら、たとえ血液検査のデータが正常であっても、「肝に要注意」と考えて、脳、眼球、肝臓、赤血球、動脈、静脈、毛細血管などをケアしてください。